日本経済新聞の毎週土曜日の夕刊1面に、玉村豊男さんのコラムが載っています。
玉村豊男さんのパリに関する本は、私はとてもお世話になったので、今年1月から玉村さんのコラムの連載が始まったときは、とても嬉しく、毎週楽しみに読んでいます。
今回は、玉村豊男さんのパリに関する本の魅力をご紹介します。
旅行のときに本を読む理由
私は、旅行に行くときには、その土地について知るために、ガイドブックも含めてその土地に関する本を読みます。
理由は、その土地について少しでも知っておいたほうが、旅行がより楽しくなるからです。
本を読んで、ここに行ってみたい、と思うこともよくあります。
もちろんインターネットでも調べますし、インターネットでは色々な情報が簡単に手に入りますね。
でも旅先に向かう飛行機の中での読書は至福のときです(最近は娘と一緒なのでなかなかゆっくり読めないのですが)。
「パリ 旅の雑学ノート」に出会う
フランスに関しては数え切れないほどの本が出ています。
私が玉村さんの本を手に取ったのは、もう10年以上前ですが、当時フランスとつくものは何でも見たいと思っていた私が、新潮文庫のフェアで「パリ 旅の雑学ノート」を見つけたからです。
タイトルにも惹かれて、買うことにしました。
その2冊がこちらです。
・「パリ 旅の雑学ノート カフェ・舗道・メトロ」
・「パリ 旅の雑学ノート 2冊目 レストラン・ホテル・ショッピング」
これらの本は、昭和58年発行ですので(初版はもっと前に書かれたようです)、私が買った時点でも、すでに約20年も前に書かれたものでした。
当然、フランスの通貨がフランからユーロになったり、変わってるところはありましたが、それでもそのまま使える情報ばかりでした。
例えば、昔ながらのフランスのカフェは、日本のカフェとは、席の座り方やお会計の仕方など、少し違うところがあったりするので、初めての場合は少しとまどったりします。
また、カフェのメニューも達筆すぎて読めなかったり、どこに何が書いてあるかが分からなかったりします。
この本を読むと、だいたいどのようにすればよいのかが分かりますし、パリのカフェにはどんな飲み物や食べ物があるのかも分かります。
他のガイドブックや本とはひと味違っていて、でも内容は充実していて、そして玉村さんの語り口が好みではまってしまいました。
そして次に手に取ったのが
「とっておきのパリ左岸ガイドーパリ旅の雑学ノート〈PART3〉」
です。
こちらの本、家のどこかにあるはずなのに見当たらないので、本を見ながら書けないのですが、玉村さんお気に入りのホテルやカフェなど(特に左岸)が紹介されています。
本当は教えたくない場所だそうで、読んでいるだけでワクワクしますし、もちろん行ってみたくなります。
ほとんどがパリ左岸の情報ですが、私も初めて行ったパリ旅行でサンシュルピス駅近くに滞在して左岸が好きになっていたので、本当に楽しく読みました。
さいごに
私は、初めてのパリ旅行のときは、これらの本はまだ読んでいなかったので、もっと早く知りたかった!と思うと同時に、パリに行って好きになったからこそ、少しマニアックなこれらの本を楽しめたというのも事実です。
今回ご紹介した3冊は、パリ(特に左岸)が好きな方、初めてパリに行く方、行ったことがあるけどまだあまり慣れていない方に是非手に取っていただきたい本です。
特に、1人でパリをプラプラしたい、思っている方には、有益な上に、他のガイドブックとはひと味違った楽しみ方ができると思います。
しばらく玉村さんの本は読んでいなかったのですが、私がまだ読んでいないパリに関する本も出版されていましたし、パリ以外の本もおもしろそうなので、読んでみようと思っています。