てつおのひどい便秘〜2・3歳児の便秘の対処法〜

今回は、旅行に全く関係ないお話です。

息子のてつおは、0歳の時から便秘体質でした。

3歳になった今、ようやく便秘が治ってきました。病院に通うこと約1年。どのように対処してきたか、これまでのことを備忘録としてまとめておきたいと思います。

(便のお話でございます。お食事中の方などいらっしゃれば、飛ばしてください。)

0歳〜1歳のときのこと

0歳から1歳の時は、長くて5日程出ない事がありましたが、綿棒浣腸をしたり、水分を多めに取るなどすると、翌日には出たりすることが多かったため、あまり深く考えませんでした。

※綿棒浣腸:綿棒の先っぽにオリーブオイルなどの食用油を少しつけて、肛門をくりくりして刺激すること。

また、離乳食を食べ始めてからは割と便通は良くなってきていたので、これから離乳食が進んで完了食になれば、便秘は解決するんだろうな〜〜と軽く考えていました。

2歳のときのこと

しかし。

1歳すぎから保育園に通い始めたのですが、便秘はひどくなる一方。。。

2歳を迎える頃には5日で出れば良い方、酷い時は1週間出ない事もありました。

それだけ出ないと、いざ出そうとすると、便が硬くてとっても痛い様子。肛門が切れることもしょっちゅうありました。

保育園の看護師の先生にも、トイレトレーニングにも影響するから、何とかした方がいいと言われ、漸く病院に行く事にしました。

通院

2歳半になる頃、近所の小児科にかかりました。5.6日出なくなって半年程経過した頃です。

先生の一言目は

「お母さん、なんでここまで放っておいたんですか?」

先生が言うには、子供は1日に一回、長くても2日に一回出るのが当たり前と言う事で、自分(大人の女性)と同じ感覚で考えないで下さいとの事。

更には、5日、6日出なくなってから半年経っているなら、便秘が治るまでには、その倍、つまりは年単位の期間かかりますとまで言われました。

ここで改善が見られないようだったら、外科を紹介しますと、そんな事も言われました。

野菜や果物・ヨーグルトなど、お腹に良いと言われるものは積極的に食べさせているつもりで、ここまでやっても改善しないのであれば、成長とともに改善するのを待つしかないのかとか、

病気でもないのに薬を飲ませることは、逆に体によくないのではないだろうかといった勝手な考えが邪魔をし、病院に行くという選択をしなかったことを本当に後悔しました。

てつおには本当に申し訳なかったと思いました。

ここから、便秘と薬との戦いが始まりました。

2~3歳児の便秘の対処法

先生によると、対処法はシンプルに2つです。

1.便を少しでも出やすい状態を保つために、便を柔らかくしておくこと。

2.なるべく便を溜め込まずに出してあげること。

これを習慣づけると、自然と毎日出る体質になるというのです。

便を柔らかくしておくために、「酸化マグネシウム」と言う薬が処方されました。

便を溜め込まないようにするためには、あまりにも出ないようだったら「浣腸」をすること。

ただし、「浣腸」は、あまりやりすぎると癖になり、「浣腸」をしないと出なくなってしまうので、そこは気をつけるようにとのことでした。

てつおは、病院に行ったときには「浣腸」をしてもらい、家ではほとんどしませんでした。

「浣腸」をすると、数分後に、腹痛が起こりその後便が出るのですが、これが本当に痛いようで、いつも大泣きして便を出していました。

とても可哀想でした。

てつおが泣くたびに、本当に早く病院に行かなかったことをいつも後悔していました。

酸化マグネシウムについて

酸化マグネシウムは、味や匂いはほとんどありません。

てつおが通っていた病院の先生や、保健所の先生は「飲みつづけても害ない薬」とおっしゃっていました。

それを信じて、とにかく根気強く飲ませつづけました。

最初は、0.4グラムを処方され、そこから、効果を見つつ、0.6グラムまで増やしました。

朝晩の1日2回飲ませます。

最初の2~3ヶ月は、少しの効果はあるものの、目立った改善は見られませんでした。

半年が経つ頃には 出る頻度こそはだいたい5日に1回と、ほとんど変わりませんでしたが、便は柔らかくなっていたので、出すときの苦しみはだいぶ軽減されたようでした。

最初の2~3ヶ月は、薬の飲ませかたにとても苦労をしました。ですので、きちんと服用できていなかったのが原因だったと思っています。

1回の処方量が0.4グラム〜0.6グラムというのは、本当に少しの量なので、少しでも飲み残しがあると、それが影響してしまったのではないかと思うのです。

2~3歳児に薬を飲ませるのに工夫したこと

2〜3歳児に薬を飲ませるのは、とても難しいですよね。

薬が混ざっているということを察知するので、なかなか思うように飲んでくれませんでした。

最初は、ヨーグルトや大好きなりんごジュースに混ぜてみました。

ヨーグルトに混ぜると、舌触りが変わるようで、嫌がりました。

りんごジュースに混ぜると、「酸化マグネシウム」は水分に解けないので、沈殿してしまい、りんごジュースだけ飲み干して、肝心な薬の成分は摂取できませんでした。

そこで、考えたのが、「アイスクリームでサンドイッチ」方法です。

アイスクリームをスプーンにすくい、その上に薬を乗せて、さらにその上にアイスクリームでフタをするように、薬をサンドイッチするのです。

こうすることで、口の中で薬をほとんど感じることなく飲み込むことができます。

こぼしたり、飲み残すこともほとんどないので、きちんと処方された量を服用することができました。

この、「アイスクリームでサンドイッチ」方法を取り入れてからは、てつおの便通もだいぶよくなり、おおよそ3〜4日に1回出るようになっていました。

この頃小児科に行くと、「お腹を触ってみると、硬いものがたまっている感じもないんだけど、なんで出ないんだろうね」と言われ、外科を紹介するまでもないかなとの事になりました。

トイレトレーニングが思わぬ効果をもたらした!

通院を開始して1年が経とうとするころ、ようやくウンチもトイレでしてみようという思いがてつおの中に芽生えました。

トイレで成功したときに、とにかく褒めちぎったところ、これが思わぬ効果をもたらしました。

褒められたことが嬉しくて、「後でまたトイレでウンチする!」「明日もトイレでウンチををする!」と俄然張り切り出しました。

これ以降、あんなに出なかったウンチが、2日に1回は出るようになったのです。

思えば、「酸化マグネシウム」を服用してからは、便は柔らかい状態が続いていたものの、便が出なかったのは、「体」の問題ではなく「気持ち」の問題も大きかったのではないかと思います。

便秘の時に、便を出すのにとっても痛い思いをしてから、便を出すこと自体を嫌っていたのです。

それは、実は前々から薄々気づいてはいたので、ウンチが出たら新幹線のシールを貼ろうよ!といったりもしていましたが・・・それよりも母が褒めることの方が嬉しかったってわけですね。(可愛い奴)

まとめ

便秘は、早めの対処が大切です。

てつおは2日に1回出るようにはなりましたが、まだ薬はやめられてはいません。薬をやめるとまた振り出しに戻るのが怖いからです。

小児科の先生にも、もう少し薬は続けましょうという事と、やっぱり毎日出るようにならなきゃねと言われました。

先生がおっしゃる通り、本当に年単位での戦いになっています。

もし、この記事を見てくださっている方のお子様が便秘だったら・・・早めに対処してあげてくださいね。

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