ジャカルタは、公共交通機関があまり発達していません。
トランスジャカルタと呼ばれるバスや、空港と市内を結ぶ電車もあるものの、使い勝手や治安が今ひとつと聞きます。
それに比べて、タクシーの評判は良いみたいで、しかも値段も安いので、今回はタクシーを中心に、そして、東南アジアを中心に利用者が多いGrabも使ってみました。
ちなみにジャカルタにはいろんなタクシー会社があるのですが、中でも、Blue Bird Taxiの評判がとっても良いみたいで、私たちも常にこのタクシーを使いました。
空港からの移動
スカルノハッタ国際空港から、宿泊したリッツ・カールトン・ジャカルタ・メガクニンガンまでの移動もタクシーを利用しました。
手荷物をピックアップして、税関を通り空港のロビーを出ると、いかにもタクシー会社のような、空港の職員のような制服を着た人たちが「taxi?」と話しかけてきますが、この人たちは殆どが白タクの人らしいので、気をつけましょう。
そんな人たちを振り払って外にでると、広い車寄せのようなところにでます。
そこで、こんなタクシーの順番待ちチケットを発行してくれる機械があるので、ここで番号札をとります。
Blue Bird Taxiがよければ、Blue Bird Taxiを選んで番号札を取ります。
その番号札を持ってタクシー乗り場に行くと、スタッフが番号順にタクシーに乗せてくれるという仕組みです。
この乗り場でも、白タクの人が客引きをしていますので、間違って白タクにのらないように気をつけましょう。
Blue Bird Taxiの会社の人は、水色の制服を着ています。タクシーにも、Blue Bird Taxiと書いてあり、窓には車の番号も書かれています。
空港からホテルまでは、約45分ほど、値段は180,000ルピアほど(約1500円)でした。(高速代も含みます) 安いですよね。
ジャカルタは、常に激しい渋滞が発生しており、特に朝晩はさらに渋滞がひどくなります。渋滞がひどいときは、空港から市内も3時間くらいかかるかもしれないということがガイドブックなどにも書かれています。
私たちは空港を17時くらいに出たので渋滞に巻き込まれることも覚悟していたのですが、幸いなことにそこまでの大渋滞ではありませんでした。
因みに、私の両親がまんまと白タクの客引きに捕まり、わたし達と同じホテルまで白タクに乗ったそうです。値段は300,000ルピアだったと言っていました。約2倍です。
でも、道を遠回りすることもなく、時間も30分くらいで着いたそうで、まぁ、許容範囲かなと言っていました。
ジャカルタ市内の移動〜Grabを使ってみた〜
翌日、両親がジャカルタ北部のコタ地区に行くというので一緒に行ってきました。コタ地区は、オランダ植民地時代の古い建物が残る地域です。
ホテルからは約10キロ超。タクシーで500,000ルピアくらいだったと思います。
コタ地区についたら、てつおが暑さでバテてしまったため、両親とは別活動をすることに。
そこで、中心部のショッピングモールグランドインドネシアへ向かうことにしました。
距離としてはこんな感じ。7~8キロくらいだと思います。
ここでもやはり交通手段は、タクシーしかないのですが、流しのタクシーがなかなか見つかりません。
モナスやグランドインドネシアモールのあたりは、沢山の流しのタクシー(それもBlue Bird Taxi)が沢山走っていますが、少し中心部を離れるとタクシーもなかなか見つかりませんでした。
というわけで、今回初挑戦「Grab」を使ってみました!
Grabとは
グラブ(英: GrabTaxi Holdings Pte Ltd)は、シンガポールミッドビュー・シティに拠点を置く配車アプリ運営企業である。マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアで自家用車向けGrabCar、オートバイ向けGrabBike、相乗りサービスGrabHitch、配送サービスGrabExpressおよび決済サービスGrabPayを提供している。
ウィキペディアより
アプリを通じて、自分の居場所と行き先を登録すると、Grabに登録しているフリーのドライバーさんが、タクシーのように迎えに来てくれて、目的地まで乗せて行ってくれる、というサービスです。
Grabがオススメな理由
なんと言っても行き先がすでに伝わっているため、言葉が通じなくても心配ないこと。
東南アジアのタクシーは、英語が伝わりにくい事も多く、地図を示してもよくわかってくれない、なんて事もよくありますが、Grabではそんな心配はありません。
また、Grabのドライバーさんは、常にスマホで地図を表示させながら走るので迷うことも遠回りすることもないように思います。
支払いもすでにカード決済しているので、高い値段を請求される事もありません。
ちなみに、今回のGrab、コタ地区からグランドインドネシアまでは、48,000ルピア(約300円!)でした。
Grabの難しかった点
それは、手配した車を見つけること。
車を止められない場所もありますから、必ず指定した場所に来てくれるとは限りません。
わたし達が手配した時も、実際に来て欲しかった場所から少しだけ離れたところに停車していました。
アプリ上で、車のナンバーや車種はもちろん、地図を示してここにいるよ!と場所も教えてくれるのですが、やはり土地勘のない場所ですから、なかなかそこにたどり着けず苦労しました。
何かわかりやすい目印がある場所だとより使いやすいのだと思います。
Grabの安全面は?
わたしもGrabを使うまでは安全面が心配でしたが、使ってみてほとんど心配ないと感じました。
Grabに登録の車は、おそらくGrab本社からGPSで追跡が出来るようになっているはずです。それに、遠回りしたり、仮に危険な目に遭わせたりすれば、ドライバー本人の評価にもつながります。評価の低いドライバーは、仕事が減るでしょうから、彼らの評価は収益に直結するわけです。
そう考えると、安全性もある程度は確保されているのではないかと思うのです。
ただし、やはり海外で見ず知らずの人の車に乗ることには変わりませんので、過信しすぎず、自分の身は自分で守りましょう。
まとめ
公共交通機関が発達していないことは少し不便ではありますが、思った以上に、タクシーやGrabの使い勝手が良く、移動に困る事はありませんでした。
暑いジャカルタでは、エアコンの効いたタクシーやGrabの車がとても快適ですよ!