アンコール・ワットを見に行きたいけど、小さい子どもを連れて行けるのかしら?という質問をたまに聞くので、私が当時5歳の娘とアンコール・ワット観光をしたときのことを書きたいと思います。
スケジュール
私は2泊3日で行きました。
アンコール・ワットはアンコール遺跡群の1つですが、アンコール遺跡群はとても広く、アンコール・トムなどアンコール・ワットの他にもたくさんの遺跡があるので、納得いくまで見るとすると何日必要なのか見当もつきません。
2泊3日とはいっても以下の通り1日目はホテル周辺で過ごしたので、遺跡観光はほぼ1泊2日でかなり駆け足な観光です。
1日目
午後 シェムリアップに到着。
ホテルでゆっくりし、パブストリートで夕食。
2日目
午前 アンコール・ワット、アンコール・トム観光。
昼食 スラ・スランのほとりのレンストランで。
午後 タ・プローム観光後ホテルへ。
夕食 パブストリートで夕食。
3日目
午前 オールドマーケットなどを散策。
午後 ベンメリア観光。
夕方 空港へ。
移動方法
ホテルからアンコール遺跡群への移動、巨大なアンコール遺跡群内での移動には何らかの手段がいります。
パークハイアットシェムリアップの記事で書いたように、私はシェムリアップ空港からホテルまでは空港でチケットを買ってタクシーで移動しました。
そのタクシーの運転手が、アンコール・ワットの観光に自分の車で行かないか?と営業してきたので、価格交渉をしてホテルのツアーよりは安くしてもらい、その人の車で観光することにしました。
車の他にもトゥクトゥクで移動するという手もありますが、子どもも乗り慣れていないときついかもしれません。
観光した遺跡群
アンコール・ワット
12世紀前半に建てられたというヒンドゥー教寺院です。
お馴染みのこの景色ですが、ついにあの塔を見たときはやっぱり感動しました!
実際に来てみて思ったのは、意外と子連れが多いな、ということでした。
アンコール・トム
次はアンコール・トムに移動しました。
12世紀後半にジャヤヴァルマン7世によって作られた寺院などの遺跡です。
「バイヨン寺院」「ライ王のテラス」など見所がたくさんあります。
タ・プローム
昼食をはさんで、タ・プロームの見学です。
アンコール・トムと同じく12世紀後半にジャヤヴァルマン7世によって作られた寺院です。
巨大な木の根が遺跡を包んでいて、神秘的です。
ベンメリア
正直行くまでは知らず、運転手さんに勧められたので最終日に行くことにしました。
アンコール遺跡群からは離れたところにあり、シェムリアップ中心部から車で1時間ほどかかったので少し遠かったですが、とてもよかったです!
一部歩道がありますが、倒壊した岩がごろごろしていて大きな木に覆われた遺跡です。
天空の城ラピュタのようだと言われているようですが、たしかにそのような気もします。
この遺跡についてはまだ謎も多く解明されていないようです。
昼食
アンコールトムとタ・プローム観光の間に、運転手が「エアコンが効いたいいレストランがある」と言ってスラ・スランという長方形の池のほとりのレストランに連れて行ってくれました。
運転手はレストランの人と知り合いらしく、観光客向けのレストランだとは思いましたが、清潔感もありました。
味は普通でした。
スラ・スラン沿いには、いくつかレストランがあります。
子連れの注意点
色々な国の方々が小さい子どもと一緒に来ていたので、子連れでアンコールワット観光は可能です。
ただ、やはりとても暑いので、お子さんが暑さになれていない場合は、こまめに水分をとる、帽子をかぶせるなどの対策が必要です。
私たちはドライバーさんと車で移動しましたが、やはりそれは子どもにとっては楽だったと思います。
遺跡の中では、娘は冒険心がくすぐられるのか、楽しく過ごしていました。
本当は他の遺跡も見たかったのですが、無理のない範囲に抑えて、夕食前に1回ホテルで休憩できるようにしました(娘はホテルのプールで遊びましたが)。
アンコール遺跡群を知るために
アンコール遺跡群は見てみたいとずっと思っていたほですが、ジャヤヴァルマン7世って誰? 遺跡のレリーフにはどんなことが描かれているの?など、遺跡群についての知識はほとんどありませんでした。
アンコール遺跡群について知ることができるものがないかな、と探していて見つけたのが、gaccoという大学の授業が無料で学べるサイトに、アンコールワット研究の第一人者である上智大学の石澤良昭先生などによる「アンコール・ワット研究ー「人間」を考える総合学問としての新地平」という講座でした。
カンボジアの歴史から、アンコール遺跡、レリーフの意味などが学べてとても有益だったのですが、残念ながら今は講座の視聴が終了してしまっています。
アンコールワット関係の本もたくさん出ています。少しでもアンコール遺跡群について知識があると、より楽しく観光できると思います。
私はガイドさんはお願いしませんでしたが、現地でガイドさんを手配することもできます。
さいごに
念願のアンコール遺跡群に行くことができて感動したものの、知らないことばかりで勉強不足を痛感したので、もっと勉強して再訪したいと思いました。
バンテアイ・サムレなど、見ることができなかった遺跡も残っているので、また機会があったら娘と行ってみたいと思っています。