前回の子連れで飛行機〜工夫編の続編として、今回は私たちの失敗談をお伝えしたいと思います。
飛行機に乗るときに万全に準備したとしても、予期せぬことは起こるものです。
こんなこともあるんだなあと思っていただいて、少しでもお役に立てたら幸いです。
機内で嘔吐
姉:機内で何か失敗したことある?
妹:やっぱり一番覚えているのは機内で嘔吐したことかな。あれは2歳半くらいのとき。飛行機に乗るのも慣れてきたころで、それにそれまで大きな失敗をしていなかったから、私も少し気が緩んでいたかも。
姉:機内で嘔吐は辛いね。どうして吐いちゃったの?
妹:お菓子の食べ過ぎ。
私はそれまで、お米のおせんべいくらいしか娘にお菓子を食べさせていなかったんだけど、ちょうどその頃お友達からチョコレート菓子をもらって初めて食べたの。娘が嬉しそうに食べてたから、飛行機の中で楽しく過ごすために、好きなお菓子を買って持って行こうかな、と考えたのよ。それで好きなお菓子を選ばせて、機内に持ち込んだんだけど、結構パクパク食べていたんだよね。そして着陸するときの若干の揺れで吐いてしまったの!
吐くことを想定してなくてビニール袋なんかも用意していなかったから、洋服はもちろんシートも汚してしまって。私は通路側に座っていたんだけど、1つ席をあけて窓側にお客さんが乗っていたの。嫌な顔もせずに、先に降りてくれたけど、本当に迷惑掛けちゃった。
姉:慣れないものは食べさせない、食べ過ぎないようにするってことは大事だね。
妹:本当に。旅行のときって、普段しないことをやってしまいがちだしね。
それに、吐くのって癖になるのかな。それからタクシーの中でも割と吐くようになっちゃって、それ以降はビニール袋は必需品になったよ。常にビニール袋を手に持って、吐く気配がないか気にしていて、そのおかげで、それ以降は全部ビニール袋の中に吐いたけど、常に気をつけているのは疲れるよね。
その後も、お友達の子どもが吐くのも見てきたけど、やっぱり乗り物の中でお菓子を食べると吐きやすいと思うな。
姉:そっかー、良かれと思ってやる事が裏目に出ちゃったのね。
機内じゃないけど、息子が旅先で体調崩してしまって、レストランで吐いて、見知らぬ人のお洋服を汚してしまった事があるよ。幸いにもとっても親切な日本人の方だったの。クリーニング代も受け取ってもらえないくらい。帰国前日だったから、帰国便は、何かあったらと思って、着替2着にビニール袋にたくさん持って乗り込んだ覚えが。結局、帰りの飛行機は何事もなく無事だったんだけどね。
妹:へぇー!誰かに迷惑をかけてしまうのは本当に辛いよね。いい方でよかったね。やっぱり、旅先ではいつもと違う事や無理は避けないといけないよね。
地獄の夜間フライト
姉:うちは、初めて夜間のフライトに乗せた時。行き先はハワイだったんたけど、ハワイまでの8時間、殆ど座れなかったの。
妹:え〜!何故?!
姉:息子が眠れなかったんだよね。あれは1歳になってすぐだったんだけど、夜間断乳にも成功したし、そろそろ夜間のフライトでも眠れるかなと思ったんだけど、全然ダメだったの。寝ないだけではなく、眠いのに寝られないという事で、シートベルトサイン点灯中は大泣き、シートベルトサインが消えてからも、立って揺らしておかないと泣いてしまうので、ほぼ立ちっぱなしで揺らしてたの。
妹:そ、それはまさに地獄!
姉:今考えると、もしかしたら、飛行機の騒音でそこまで神経質にならなくても良いくらいの泣き声だったのかもしれないけど、でもそんな事考える余裕すらなくて、ちょっとでも「ぴえ〜〜」っていうとすかさず立って揺らしてた。
この時は、バシネット予約していたから、勿論通路側だったし、少しスペースのある所に近かったのは救われたよ。
妹:到着まで長かったね。周りのお客さんの反応は?
姉:それがみんな優しくて(涙)。特に隣のおじさんには、着陸して謝り倒したんだけど、笑って許してくれたし、後ろの方からおばちゃん達が「赤ちゃんもお母さんも頑張ったわね。私たちでも嫌だもの。赤ちゃんならなおさらきつかったね」って声かけてくれたの。本当に泣きそうになった。
妹:そういう言葉には救われるね。行き先がハワイだった事も救われたのかな?バンコク線の夜便はビジネスマンも多いから、うるさくして迷惑かけないかドキドキしたものだよ。
姉:そうだよね。その時も、決して笑って許してくれるお客さんだけでは無かったと思ったから、それ以来夜間フライトは乗ってないし、すごい反省したよ。
妹:そうだね、つい優しい言葉をかけられると、それに甘えちゃうけど、迷惑かけていることは肝に命じておかないといけないよね。
でも深夜便にのらないといけないときもあるよね。多分大きくなるにつれて寝るようになるんじゃない?私は娘と2人でバンコク行きの深夜便に乗ったとき、搭乗前にラウンジでくつろいでいたら娘(16キロ)が寝てしまって、荷物と娘と抱えてやっとのことで搭乗したよ。
姉:それも大変ね。ベビーカーって年でもないしね。
映画で号泣
妹:これも3歳前の話なんだけど、だんだんプリンセスに興味を持ち出したときに、国際線でまだ見たことのないディズニーのプリンセスの映画をやっていたのね。それで張り切って見始めたら、魔女が出てきてびっくりして号泣!
慌てて抱っこして後方のトイレ周辺まで連れて行ってあやしたよ。
幸い、飛行機が空いてて、周りにお客さんがあまりいなかったのだけど、満員だったら辛かったな。
姉:へぇ!それは、まったく予想できないトラブルだね。
妹:子どもができてから、他の赤ちゃんの泣き声は気にならないけど、自分の子の泣き声はすごく気になるし、焦る〜。
姉:分かる!そうなのよね。
失敗から得られた教訓は?
- 油断は禁物!子供と搭乗する以上、準備は万全に。
- 機内で食べさせすぎない。
- 夜間フライトの選択は慎重に。
- やっぱり座席は通路側を確保する。
こんな失敗も経験しつつ、今では楽しく飛行機に乗っています。